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2012年10月28日  開始時間 13時00分〜

2012横浜リボンIII 13時00分開始

観衆:280人
(超満員札止め)

◆エキシビションマッチ
@シングルマッチ3分間勝負
若松江莉vs藤本つかさ
(2-0)

※若松江莉
(わかまつえり)
1992.8.29生まれ
160cm 50Kg
静岡県出身
スポーツ歴:水泳
特技:オタ芸

Aシングルマッチ3分間勝負
堀田祥子vs志田光
(0-0)

Bタッグマッチ15分1本勝負
※プロレスサークル参加メンバーによるタッグマッチ

〇彩&ひろみvsきゅうり&宮崎×
(5分53秒、アルゼンチン・バックブリーカー)

アイスリボンの新しい風景になりつつある第1試合前のエキシビションマッチ。横浜ではデビューを目指す“未来"たちに加え、プロレスサークルのメンバーによるタッグマッチも行われた。 まずは、今回が初エキジビション登場の若松。藤本相手にスクールボーイ、ドロップキックを決め、さらにカニばさみでのテイクダウンと、必死の攻めを仕掛けるが、終盤は藤本の串刺しドロップキックにフォールを奪われ、直後のSTFにギブアップを喫するなど、詰めの甘さが目立った。 続いては堀田。前回同様、志田に臆することなく正面から挑んだ。ボディスラムの仕掛け合いを制し、さらにアマレス式フォールからワキ固めに移行する動きなど、試合運び、技の正確さも実にスムーズだった。エキシビション後、マイクを手にした志田が、10月31日の道場マッチでの堀田のデビューを観客に伝え、これを聞いた堀田本人もその場で嬉し泣き。堀田が“未来"たちからのデビュー一番乗りを果たした。 エキシビションの最後はプロレスサークルのメンバーによるタッグマッチ。緑色のTシャツで揃えてきたのはきゅうりと宮崎。彩(=さい、迷彩色のロングタイツ)&ひろみとのタッグマッチは、技の粗さ、当たりの弱さは感じられたものの、試合運び、連係技、タッチワークなど、試合として十分成立する内容だった。試合後、「女優のはしくれなんかに負けない!」と“未来"たちへのライバル心をむき出しにした宮崎が、その場でプロデビューを目指すことを宣言。志田の許可を得て、サークルのメンバーから、正式に練習生となった。


【アジャ・コングの対戦要求】
エキシビションマッチ終了後、OZアカデミーのアジャ・コングが、志田の残ったリングに姿を現した。「お願いがあって来ました。志田選手、お久しぶりです。今年8月に一度シングルマッチをやらせていただいたんですけど、唐突に組まれたカードだったんですけど、試合をしてみて面白いなと思わせていただいたんで、12月9日、OZアカデミーの後楽園ホール大会で(改めて)シングルマッチをお願いできないかと。どうでしょうか」と志田に対戦要求。対する志田は「今日、タイトルマッチをやらせていただくんですが、そのベルトを持って、OZさんお後楽園に行かせていただきます」と即答。この発言にアジャは「ベルトとかは気にしていない。ベルトあるからとか、ないからとか関係なく真っ向勝負をしたいと思うんですけど、ただ、その前に本当のアジャの姿を見ていただきたい。11月11日にOZの新宿FACEがあるので、そこでOZの世界観とOZを感じてほしい。その上でアジャ・コングとやると返事いただけるなら嬉しい」と11・11新宿に志田を招待。これを二つ返事で志田が了承し、新宿大会への来場を約束した。「この再戦をきっかけに長くリングでやっていければと思っています」と、志田との試合を点ではなく線で捉えていることも明かしたアジャ。今後の流れを占う意味で、まず11・11新宿での志田の動向に注目する必要がありそうだ。

◆第1試合 新・青春緑結成!!
6人タッグマッチ20分1本勝負
希月あおい〇&つくし&くるみ
vs
成宮真希×&新田猫子&NOZOMI(東京女子プロレス)
(12分39秒、片エビ固め)
※旋回式ダイビング・ボディープレス



あおい、つくし、くるみによる新・青春緑の初陣。入場から3人で楽曲に合わせてリング上で踊ってみせると、試合開始後も、そのチームワークは初陣とは思えないスムーズなもの。つくし&くるみのリボンタッグ王者を、上手くあおいがコントロールし、場面によっては2人をアシストする動きもみせる。チームとしての完成度という部分では、青春緑がNキューブ(改)(成宮&新田&NOZOMI)トリオを圧倒。10分過ぎ、成宮を捉えた青春緑がそれぞれの得意技を次々と叩き込んでいく。最後はあおいの旋回式ボディプレスが爆発。反撃の隙さえ掴めない波状攻撃の前に成宮はカウント3を聞くしかなかった。

◆第2試合
復活!BBA38vs勝ち組・人妻タッグ
タッグマッチ15分1本勝負
内藤メアリ×&チェリー
vs
旧姓・広田さくら&星ハム子〇
(9分53秒、女の執念)



タッグチームとしての経験値で上をいくBBA38は、相手を挑発しながら攻めに出るが、広田とハム子の人妻タッグは大人の落ち着きで、挑発にまったく動揺することなく、マイペースな動きで対応していく。相手にどっしり構えられると、BBA38にはきつい。まして相手チームには超曲者の広田がいる。徐々に試合は広田の自由なペースに引きづられていくことになる。そこに戦況を冷静にみているハム子の追撃が加わるのだから、この人妻タッグ、予想以上の実力チームだったりする。終盤ではメアリに「人妻アタ~ック!」とアピールして両サイドからメアリの頬にサンドイッチのときめきメモリアルを決め、最後はハム子がエビ固めの応酬を制しての女の執念でメアリをフォール。

◆第3試合v 木村響子「崖のふちプロレス」査定試合
シングルマッチ 15分1本勝負
松本都×
vs
木村響子〇
(6分43秒、KO勝ち)
※ヘッドバット



硬い表情でリングに立った都。木村に対してビッグマウスを投げてきたものの、今回は通常のプロレスルールでの対戦に緊張は隠せない。一方の木村は涼しい表情でいきなりテイクダウンを奪うと腕十字、腕へのエルボー、アームブリーカーといきなり強烈な攻めを仕掛けていく。この時点で動きの止まった都に対して、ドロップキックの3連打、逆エビ固め、ビックブーツとじわじわと、それでいて一撃一撃が強烈な攻めが続く。3分過ぎ、スクールボーイで意地を見せた都だが、鋭角的なエルボーで2度、ダウンを奪った木村は、すでに苦痛で涙目になっている都に豪快なブレーンバスターから顔面へのニー、さらに強烈なヘッドバットを叩き込みKO勝ち。 ボロ雑巾のように叩きのめされた都だが、木村のシビアな猛攻を正面から受けて立った勇気は評価したい。

◆第4試合
トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】ヘイリー・ヘイトレッド〇
vs
【挑戦者】志田光×
(10分10秒、反則勝ち)
※凶器攻撃。
第13代王者が2度目の防衛に成功。
もう1人は雫あき



前日のスターダム新木場大会に持参した竹刀を手に入場してきた志田は、通常のトライアングルリボンで見られる共闘パターンに背を向け、ヘイリー、雫に試合の流れ関係なしに牙を剥いていく。ヘイリーvs雫の局面でも攻めているほうに攻撃を仕掛けるなど、完全にトライアングルリボンのセオリーを無視。そして8分過ぎ、ついに竹刀をリングに持ち込んだ。途中、ヘイリーの反撃を浴びたものの、最後は竹刀を相手かまわず振り回し、まさかの反則負け。怒り心頭のヘイリー、雫に不敵な笑みを浮かべて、早々にリングを降りた志田は「いや~、楽しかった! すっきりしました。誰かがやりすぎるくらいがちょうどいいって言ってたし、これからですね。竹刀は昨日(スターダムで)初めて持ってみて、すごく気に入った。イスよりなじみが深い分、使いやすい。それにしても、すごくストレス溜めていたんだなって、今日、改めて思いました」と「すっきりした」ことを強調したが、その言動はこれまでの志田とは180度異なるもの。試合後のエンディングにも加わらず、他のアイスリボン勢とも距離を取る志田。藤本が「団結力」をアピールするなか、真逆の方向に向かう志田は、その距離間をどんどん広げている。果たして志田はどこに向かって走っているのだろうか…。
◆第5試合
ICEx60選手権試合 20分1本勝負
【王者】紫雷美央〇
vs
【挑戦者】藤本つかさ×
(6分44秒、エビ固め)
※ツカドーラを切り返す
第15代王者が初防衛に成功。



道場マッチにおける前哨戦においても、常にバチバチの攻防を続けてきた美央と藤本。タイトルマッチも道場マッチの延長戦を思わせる激しい意地の張り合いから始まった。前回もみられた足を止めての蹴り合い、さらに前哨戦で見極めたのか、相手の動きの先を読む攻防など、試合は激しさだけでは終わらない濃厚なものとなった。この試合で藤本は2度、ビーナスシュートを決めている。しかし、これが決め技にならなかったのは、美央が過去の試合の経験から、その間合いをギリギリのラインで見切ったということにもなる。その毒舌ばかりがクローズアップされる美央だが、あの志田を下してベルトを巻いた実力はもっと評価されていい。この試合のクライマックスも、その美央の経験が試合を左右した。藤本のツカドーラを切り返して、偶然のタイミングでのフィニッシュのようだったが、これは藤本の動きを読んでいた美央を評価するべきだろう。結果的に藤本の2つのフィニッシュ・ホールドを完封してのタイトル初防衛。試合後の美央の言葉には、十分な説得力があった。 「勝っちゃった。ボカスカ蹴りまくりやがって! 団体力をみせる? 今日、勝ったのは誰? あたしだよ。団体力ってなんなの? みんなが支え合ってやることじゃないの? つっかだけじゃん、活動力あんの。エキジビションまでつっかがやんのおかしいだろう。みんなが支え合って、つっかをタイトルマッチに集中させてやらなきゃいけないんじゃないの? つっかにばっかり負担かかってんじゃねえか。頑張ってんの、つっかしか見えねえんだよ。志田を倒して、つっかも倒して、次のタイトルマッチ、誰がやんの? お前の次につなぐ奴、誰もいないのと同じだろ?」 この美央の言葉に動いたのは、前回の後楽園ホールでも名乗りを上げた新田猫子だった。美央の後方から、そっとリングに上がった猫子は、美央の背中に爪を立ててアピール。猫語でまくし立てる猫子に対して、美央は「猫語はわかんねえけど、私がやってやるって気持ちは伝わってきたけど、それでいいですか? 猫子を(アイスの選手)全員でプッシュするなら、やってもいいんじゃないの。お前ら全員で決めた挑戦者とやってやる」と条件をつけてリングを降りた。 2人のやり取りをじっと見ていた藤本がマイクを手にした。 「バッドエンドでごめんなさい。美央が言っていたことは悔しいけど一理あると思います。でも、この悔しさを猫子が晴らしてくれる。練習生がついてきてくれる。でも、自分だって、まだまだ上にいきたい。自分にだって未来はある。だから、アイスリボンが未来にいくための今を見てください。今を感じてください」 美央を入れ替わる形でアイスの選手もリングへ。そして全員が猫子にエールを送った。仲間の後押しを得て次期挑戦者は猫子に決定した。そして、エンディング・シーン。藤本が練習生も呼び込み、リング上は大きな輪ができた。締めは最初に決意を行動で示した猫子が務めることになった。藤本から「猫子がプロレス ハッピーっていう風なことを(猫語で)言ったら、アイスリボンでお願いします」と説明してからの締めとなったが、猫子が発した言葉は、「プロレス ハッピー!」そのものだったのだ。そう、猫子が人間の言葉を発したリング上、客席にどよめきが!! 少しずつかもしれない。しかし、アイスリボンは確実に変化している。「今」に変化があれば、「未来」も大きく変わる。アイスリボンの「今」を見逃すな!

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